皆さんはトイレの水の流れが最近よくない、水が流れるときぼこぼこと音がする、悪臭がするなどの異常を感じたことはありませんか?
そのような異常は排水が詰まっていることが原因かもしれません。
放置すると急に汚物が流れなくなり、便器から水が溢れてしまうことになりかねません。
今回はトイレの詰まりについて解説していきたいと思います。
目次
1.トイレが詰まる原因
2.トイレの使用年数と詰まりの関係
3.トイレの詰まりが頻繁に起こる際の対処法
1.トイレが詰まる原因
トイレが詰まる原因で最も多いのが「トイレットペーパーの流し過ぎ」です。
誤って落としてしまった異物や排水管のヌメリが原因であることも少なくありません。
床下に繋がる排水管のうちS字トラップで詰まりは起きやすく、キッチンや洗面所でも同様です。
また、排水管の深部で詰まりを引き起こすこともあり、その場合は床を開けて詰まりを除去する大掛かりな工事が必要になってきます。
2.トイレの使用年数と詰まりの関係
トイレは使用年数が経つほど汚れが蓄積していきます。
日頃の掃除で綺麗に保っていても徐々に汚れは溜まり、特に排水管の汚れは蓄積しやすいです。汚れが蓄積すると異物が詰まりやすくなります。
蓄積した汚れに異物が引っかかると水の流れが悪くなり、詰まりや悪臭の原因となります。
また、それらを放置すると通常の掃除では除去できなくなり排水管内部の詰まりを解消するために大掛かりな工事が必要になるケースも少なくありません。
特に、マンションなどの集合住宅では、一か所の詰まりが他の世帯の排水まで影響を及ぼすため、定期的なメンテナンスが不可欠です。
3.トイレの詰まりが頻繁に起こる際の対処法
トイレが頻繁に詰まるようになったら、これから説明することを試しましょう。
①高圧洗浄をする
市販のラバーカップやパイプ洗浄剤でも水の流れが改善しない場合は、専門業者に高圧洗浄をお願いしてみましょう。
排水管に蓄積した汚れや異物を取り除くことができます。
早めに連絡することで重症化する前に軽度の措置で済みます。
②トイレの交換
一般的に、トイレの耐用年数は長く、便器が壊れなければ何年でも使えます。
ただし、排水管は使用頻度やメンテナンスの状況で耐用年数が短くなる場合があります。
使用から10年以上経過したトイレは、詰まりや悪臭が酷くなる傾向があります。日頃からメンテナンスをしっかりしていれば20年以上問題ないこともありますが、頻繁に詰まるようなら買い替えも検討しましょう。
新しいトイレは節水や掃除がしやすい工夫がいくつも施されていて、古いトイレを使い続けるよりもランニングコストを抑えることができる場合があります。
③定期的なメンテナンス
そもそも排水管内の状態を正常に維持すれば詰まりは起こりません。
常日頃から水の流れに注意し、パイプ洗浄剤などで排水管の流れをよくすることで、トイレを長く使用することができます。
また、トイレットペーパー以外を流さないというのも当たり前のように聞こえますが重要です。最近ではトイレにそのまま流せる掃除用シートが市販されていますが、実は詰まりの原因になるためあまり頻繁に使用しない方がよいでしょう。
日頃のトイレ掃除でこのタイプのシートを流している方はご注意ください。
いかがだったでしょうか?
トイレは急に使用できなくなるとかなり不便ですが、メンテナンスをしっかりしてあげれば長く使用できます。是非参考にしてみてください。
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